防災教室(ぼうさいきょうしつ)を 開(ひら)きました。

烏山地域振興課(からすやまちいきしんこうか)の防災担当(ぼうさいたんとう)の人(ひと)たちと協力(きょうりょく)して、防災教室(ぼうさいきょうしつ)を開(ひら)きました。今回(こんかい)は、防災担当(ぼうさいたんとう)の人(ひと)の話(はなし)を中心(ちゅうしん)にした1部(ぶ)と、「わかば」の学習者(がくしゅうしゃ)・会員(かいいん)が課題(かだい)を実際(じっさい)にやってみる2部(ぶ)の構成(こうせい)でおこないました。

[1部(ぶ)]

地震(じしん)が起(お)きたら… 

最初(さいしょ)に地震(じしん)が起(お)きて窓(まど)ガラスが割(わ)れたり、家具(かぐ)が倒(たお)れてくる怖(こわ)い映像(えいぞう)を見(み)ました。そして、家(いえ)にいるとき、外(そと)にいるとき、ビルにいるとき、駅に(えき)にいるとき、地震(じしん)が起(お)きたらどうするか? それぞれの場合(ばあい)についての説明(せつめい)を聞(き)きました。どこにいても大切(たいせつ)なのは、頭(あたま)を守(まも)ることです。地震(じしん)が起(お)きたときに鳴(な)る緊急地震速報(きんきゅうじしんそくほう)を聞(き)いて、机(つくえ)の下(した)に潜(もぐ)り、頭(あたま)を守(まも)る練習(れんしゅう)もしました。

避難(ひなん)について

地震(じしん)が起(お)きて家(いえ)にいるのが危険(きけん)なときは、近(ちか)くの公園(こうえん)や広場(ひろば)に逃(に)げます。また、家(いえ)が壊(こわ)れて住(す)めなくなったときは小学校(しょうがっこう)などの避難所(ひなんじょ)に行(い)きます。万一(まんいち)の場合(ばあい)、自分(じぶん)はどこへ避難(ひなん)するか、地図(ちず)で確認(かくにん)しました。

避難(ひなん)するときに使(つか)う非常(ひじょう)持(も)ち出(だ)し袋(ぶくろ)の中身(なかみ)は机(つくえ)に並(なら)べて、みなさんに見(み)てもらいました。 

 在宅避難(ざいたくひなん)について

地震(じしん)が起(お)きても家(いえ)が安全(あんぜん)ならば、家(いえ)に留(とど)まって生活(せいかつ)します。これを在宅避難(ざいたくひなん)と言(い)います。ただし、停電(ていでん)したり、断水(だんすい)したりすることがあるので、食料(しょくりょう)や水(みず)のほか、トイレ用品(ようひん)、懐中電灯(かいちゅうでんとう)やモバイルバッテリー、ラジオなどの防災(ぼうさい)グッズを準備(じゅんび)しておくことが欠(か)かせません。食料(しょくりょう)や水(みず)は少(すく)なくても3日分(みっかぶん)、できれば1週間分(いっしゅうかんぶん)準備(じゅんび)するといいそうです。食料(しょくりょう)の有効(ゆうこう)な備蓄法(びちくほう)として、ふだん使(つか)う食料(しょくりょう)を多(おお)めに買(か)っておき、定期的(ていきてき)に食(た)べ、食(た)べた分(ぶん)を買(か)い足(た)すローリングストック法(ほう)が紹介(しょうかい)されました。

水害(すいがい)について

近年(きんねん)、台風(たいふう)などで大雨(おおあめ)が降(ふ)ると、川(かわ)の水(みず)があふれたり、家(いえ)の中(なか)に水(みず)が入(はい)ってくる水害(すいがい)が増(ふ)えています。世田谷区(せたがやく)ではどうでしょうか。どのあたりに浸水(しんすい)の可能性(かのうせい)があるか、どこに避難(ひなん)すればいいかをハザードマップで調(しら)べました。

[2部(ぶ)]

簡易(かんい)トイレを作(つく)ってみよう

地震(じしん)が起(お)きるとトイレの水(みず)が出(で)ないことがあります。そんなときのために、バケツを使(つか)って簡易(かんい)トイレを作(つく)ってみました。バケツにビニールをかぶせ、凝固剤(ぎょうこざい)を入(い)れるだけと簡単(かんたん)です。試(ため)しに水(みず)を注(そそ)いだところ、すぐに固(かた)まり、これは便利(べんり)ですねという学習者(がくしゅうしゃ)の声(こえ)が聞(き)かれました。 

使用済(しようず)みのビニールは丸(まる)めて袋(ふくろ)に入(い)れ、袋(ふくろ)の口(くち)を縛(しば)ってからベランダなどで保管(ほかん)します。

119番(ばん)通報(つうほう)してみよう

火事(かじ)や急病人(きゅうびょうにん)・けが人(にん)を通報(つうほう)するときは119番(ばん)に電話(でんわ)します。いざというとき、あわてないように学習者(がくしゅうしゃ)と会員(かいいん)がペアになり、通報(つうほう)の見本(みほん)に合(あ)わせて、どのように話(はな)せばいいかを練習(れんしゅう)しました。119番(ばん)通報(つうほう)では、住所(じゅうしょ)を正確(せいかく)に伝(つた)えることが重要(じゅうよう)です。もし日本語(にほんご)がうまく話(はな)せないときは、そのことを伝(つた)えましょう。英語(えいご)や中国語(ちゅうごくご)など主(おも)な外国語(がいこくご)で対応(たいおう)してくれるそうです。

 

 

今回(こんかい)の防災教室(ぼうさいきょうしつ)は、日頃(ひごろ)から防災意識(ぼうさいいしき)を持(も)ち、万一(まんいち)に備(そな)えて準備(じゅんび)しておくことが大切(たいせつ)だということを実感(じっかん)する良(よ)い機会(きかい)になったと思(おも)います。(N.N.